動物葬祭ディレクターとは?ペット葬儀に関わる資格と業者選びの関係|ペット供養・ペット火葬:税込8,500円~|ペット葬儀110番

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動物葬祭ディレクターとは?ペット葬儀に関わる資格と業者選びの関係

ペット火葬担当者

大切なペットの死と向き合ったあとは、ペット葬儀・ペット火葬を行います。ペット葬儀、もしくはペット火葬と検索するだけであらゆる業者が出てきてかなり悩ましいですよね。後悔はできない選択です。

できるだけ丁寧に、飼い主側に寄り添った対応をしてくれるところが良いというのは飼い主共通の希望だと思います。どういった方がペットを扱うのか、葬儀や火葬を進めてくれるのか気になりますよね。何か明確な基準や資格、免許などがあれば良いですが、残念ながら現状ではペット火葬や葬儀を行うのに資格や国や自治体の専門的許可制度などもありません。

しかし実は近いものに『動物葬祭ディレクター』というものがあります。今回はこの『動物葬祭ディレクター』という資格制度を中心に、資格が作られた背景や業者選びの基準についてお話します。

ペット火葬・葬儀に特別な資格や許可はいらない

ペットの火葬や葬儀には現状、資格は必要ないとされていますが、火葬時に火葬炉を使用する場合は消防法により届け出が必要になる場合があります。また、自治体によってペット霊園に関係した条例が作られている場合などあります。

そういった地域ではペット葬儀業者は自治体へ申請をして新規登録をしなければ火葬の許可が下りないこともあるようです。そのため誰もが自分で起業して、仕事にできるわけではありません。

『動物葬祭ディレクター』とは?

動物葬祭ディレクターは一般社団法人、日本動物葬儀霊園協会が提供している資格を持つ火葬業者スタッフのことで、ペット火葬の知識を豊富に持っています。

この資格は動物葬祭ディレクター検定試験で取ることのできるもので、1級と2級があります。2級には特別な受験資格はありませんが、1級は3年以上の実務経験が必要になります。

動物葬祭ディレクターが持っているペット火葬の知識は、「火葬の歴史」や「火葬及び燃焼とは」など火葬そのものの知識から「動物火葬場の基本構造例」などペット火葬に特化した知識も含まれます。

そのほかには動物霊園の管理や、動物愛護法などの知識、ペットロスなどへの対応や相談ができる知識など、ペットが亡くなってからのサポートをしっかりとできるような知識が必要な資格です。

『動物葬祭ディレクター』がつくられた背景

どうして動物葬祭ディレクターという資格ができたのでしょうか。

少し前からペットブームと呼ばれる時代になり、私たち人間の暮らしの中で犬や猫などのペットを飼い、家族として迎えることは当たり前になってきました。もちろんペットも生き物ですから、いつか亡くなってしまいます。

そのため、行政での火葬だけでは追い付かずペット葬祭業者の需要が高まり、ブームと同時に業者の数が増えていきました。しかしペットの火葬や葬儀には必要な資格などが無く、法整備が十分ではなかったため、火葬に伴う煙や臭いによる近隣トラブルや、葬祭の高額な料金請求、火葬炉を持たない業者による死骸の不法投棄などさまざまなトラブルが起きてしまいました。

そのためペット葬祭業者が集まり、業界の信頼回復と葬祭技術の向上を目的とした、日本動物葬儀霊園協会を社団法人として設立し、動物葬祭ディレクターという資格ができました。

数あるペット火葬・葬儀業者選びの基準のひとつに

ペット葬儀業者はどこで選ぶ?

ペット火葬や葬祭業者を選ぶ際はどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。もちろん動物葬祭ディレクターの資格を持つ方がいる葬祭業者に頼むことが業者選びの一つの基準として考えても良いと思います。

しかし、その他にもしっかりと確認しておきたいポイントがあります。

・ペットの火葬料金を明確にしておく。
ペットの火葬料金は総額を分かりやすく提示してくれるペット葬儀業者を選びましょう。ペット葬儀業者との確認不足から、葬儀当日に思っていた金額よりも高くなってしまったというケースもあるようです。ペット葬儀業者には必ず総額で掛かる費用を確認しましょう。

・火葬場所について
ペット霊園などを使用する場合は、その施設内で行うので問題ないと思いますが、最近増えてきている火葬車などでの火葬では注意が必要です。火葬車は車を持たない人や、ご自宅の前で火葬をしたい人向けのサービスとして人気がある移動式火葬方法です。

しかし、この方法は煙などで近隣トラブルに発展してしまうことや、大型犬などの大きいペットは火葬できない場合があります。しっかりと火葬場の特徴を確認してから火葬を頼むようにしましょう。

・立ち会いの有無
火葬をする際の立ち会いをするかしないかの確認です。もし時間がないなどの理由で立ち会いできない場合は、納骨などの手続きについても先に相談しておくことがトラブルを起こさないポイントです。

ペット霊園では火葬後の供養などについて相談できる場所もありますので、火葬後の対応についても相談しておきましょう。

まとめ

大切なペットの葬儀は、動物葬祭ディレクターがいるペット葬儀業者が葬儀業者の選定基準として有効であることを紹介してきました。動物葬祭ディレクターは日本動物葬儀霊園協会が提供している資格で、しっかりとしたペット葬儀の知識を持っているという証明になります。

この資格は、ブームによって急激に数を増やしたペットに法整備が追い付かず、さまざまなトラブルが起きてしまったため、その対応の1つとして作られました。

ペット火葬を業者へ依頼する場合は飼い主として責任を持って動物葬祭ディレクターの資格や、葬儀・火葬方法についてよく確認して、未然にトラブルを防ぎましょう。ペット葬儀業者を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

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