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プランター葬でペットを埋葬する方法とは?注意点と必要な情報まとめ

プランター葬でペットを埋葬する方法とは?注意点と必要な情報まとめ

愛するペットが亡くなってしまったとき、あなたはどのようにしてペットとお別れしますか? 火葬などで個別・共同供養をされるかたも多いと思われますが、プランター葬という埋葬の仕方があることをご存じでしょうか?

プランター葬は、庭やベランダのプランターを利用した葬儀です。少ない費用でも手軽におこなうことができ、亡くなったあとも愛するペットを身近に感じることができます。

この記事では、プランター葬はどのようにおこなうのかに加え、注意点やメリット・デメリットについてご説明します。自分だけで手軽にできるプランター葬について知って、大切なペットの最期をどのように締めくくるか、選択肢を広げてみましょう。

プランター葬とはどんな埋葬方法でしょうか?

はじめに、プランター葬についての基本的な情報をみてみましょう。「そもそも、プランター葬とはどういった葬儀なの?」「自分が飼っているペットはプランター葬ができるの?」と思う方は必見です。

プランター葬とは?

その名のとおり、プランターを使用して土葬をおこなうペット用の葬儀方法です。自分でプランターに土を入れ、そのなかにペットを埋葬します。

ペット火葬とは異なり、業者に依頼しておこなうものではありません。自宅にお庭がない方でも、マンションなどベランダがあるお家にお住まいで、プランターを置く場所があれば、誰にでもできます

ペットを埋葬したプランターに植物を植えると、開花や実つけなど一年を通しての植物の変化とともに、亡くなったペットのことを身近に感じることができます。ペットを火葬したくないかたや、動物霊園でほかのペットと埋葬するのが嫌なかたにもおすすめです。

どんなペットならOK?

ハムスター・ハリネズミ・リスザル・インコなどの小動物ならプランター葬をすることが可能です。一方、大きな動物の土葬はおすすめできません。対応できるプランターが見つからなかったり、骨や遺体が自然に還るのに時間がかかったりすることがあるためです。

ただし、後でご説明する「火葬後のプランター葬」であれば、身体の大きなペットでもおこなうことができます

プランター葬のメリットは?

プランター葬には、庭がなくても葬儀ができるほかにも、さまざまなメリットがあります。

  • 持ち運びができるので、引っ越しするときも次の家に運べる
  • 必要な物さえそろえば、簡単に埋葬できる
  • 家にペットの亡骸があるので、身近に感じることができる

一番のメリットは、ペットの亡骸をそばに置けるという点でしょう。ペットを飼っていらっしゃるかたの中には、子供あるいはそれ以上の存在だと思うかたもいらっしゃるのではないでしょうか。そんな存在なら、自分のそばに置いておきたい気持ちも出てきますよね。

プランター葬のやりかた

プランター葬のやりかた

自分もプランター葬をやってみたいけど、どうすればいいのかわからない!というかたのために、この項目では、プランター葬に必要な物や手順を紹介します。

どんなプランターを準備するべきか

まず、プランターの大きさですが、ハムスターやインコなど小さな動物だと小さなプランターでも大丈夫です。しかし、うさぎやフェレットなどは大きなプランターを選ぶことをおすすめします。なるべく深いものがよいでしょう。

また、プラスチック製のプランターだと短期間で壊れてしまうおそれや通気性があまりよくないというデメリットがあるので、陶磁器をおすすめします。

プランター以外に必要な物としては、とプランター用の受け皿です。土は腐葉土がよいとされています。また、底に穴があるプランターの場合は、底に敷いておくネットも用意しましょう。

プランター葬の手順

  1. プランターの底に穴がある場合は、ネットを敷いて土の流出を防ぎましょう。
  2. プランターに10cmくらい、土を敷きます。
  3. 敷いた土の上に、ペットの亡骸を置きます。
  4. ペットの上に、土をかぶせます。

この際、土の上にガーゼや木の葉っぱを敷いてもよいですが、ペット全体をくるんでしまうと土に還るのが遅くなってしまうため、注意しましょう。

プランター葬の注意点

プランター葬は手軽にでき、いつでもペットを身近に置いておけるというメリットがありますが、気を付けなければいけない点がいくつかあります。

虫やニオイが発生する

プランター葬で多いとされるトラブルです。小さい白い虫コバエが湧くことが多いといわれています。日当たりや風通しの悪い場所に置いておくことが、虫が湧く原因とされています。

虫と同じく、多いトラブルとされているのがニオイです。プランターが小さすぎてかぶせる土が浅すぎるなどの理由で起きてしまうトラブルです。

骨にならない可能性がある

ペットの大きさによっても骨になる年数が変わりますが、土葬したペットの亡骸はすぐに骨にはなりません。土に埋めたペットが5年たっても骨にならず、掘り返してみるとミイラになってしまっていたというケースもあります。

骨になるのが遅くなる理由は、土の中では空気が遮断されることと、プランター葬の土は普通の土葬と違い土が少ないので、微生物の数が少ないことです。この二つの原因から、亡骸の分解が遅くなってしまいます。

ほかにも、ペットを土葬した小さなプランターを花壇や庭に置いておくと、カラスやネコに掘り返されてしまうこともあります。

土に還るまでの期間はどれくらい?

土に還るまでの期間はどれくらい?

プランター葬でペットの亡骸を埋めた際、完全に土に還るまでは10年くらいはかかりますが、骨まで土に還るとなると、20~30年という年月がかかることもあります。

腐敗が遅くということは、体が土に還ることが遅くなるということです。体が土に還って骨になったとしても、その骨が土に還るまでにまた長い時間がかかってしまうでしょう。

プランターにお花を植えてもよい?

プランター葬をした人の中には、埋めた土にお花を植えるかたもいらっしゃいます。ここでは、プランターにお花を植える際のポイントと注意点を紹介します。

プランター葬でお花を植えることはOK

プランター葬の土にお花を植えることもできます。ですが、水やりをすることでカビが発生するおそれがあるので、次でご紹介するような注意点を意識して、正しいお手入れをする必要があります。

お花を植える際に気を付けること

・一年草(1年で枯れる植物)を植える
根がたくさん張るお花だと、プランター内に伸びた根がペットの亡骸を傷つけてしまうおそれがあります。これを防ぐためには、一年で枯れる植物(一年草)を植えましょう。

多年草(何年も寿命がある植物)は、何年にもわたって成長するためプランター内の根の密度が年々高くなっていきます。一方、一年草は一年で枯れてしまうため、それ以上根が増えることがないのです。

一年草には、アサガオパンジーなどさまざまな種類があります。一年で枯れてしまうときくと、少し寂しい感じがするかもしれませんが、そのぶん毎年多くの種ができるので、次の年にまた種から育てることができます

・水やりはやりすぎない
あまり水をやりすぎると、カビが発生したりニオイの原因になったりします。土の表面が乾いたときに、表面が湿る程度に水をあげてください。また、受け皿に溜まった水はこまめに捨てましょう。

プランター葬のよくあるトラブル

プランター葬の方法を間違ったり管理を怠ったりすると、トラブルが発生し最悪の場合はご近所との関係にひびが入るおそれもあります。この項目では、トラブルの対処法を紹介します。

ニオイと虫の問題と対処法

プランター葬で一番多いこの2つの問題ですが、じめじめしたところ・風通しの悪いところに放置することで起こってしまいます。

虫発生予防策としては、風通しのよい場所に置いたり、土の表面に玉石やビー玉などを敷き詰めたりして対策を取りましょう。万が一虫が発生した場合、黒いビニール袋にプランターごと入れて日当たりのよいところに2~3週間放置しましょう。

ニオイが発生した場合は、より大きいプランターの中に、今使っているプランターを入れて、新しく埋め直しましょう

火葬してからプランター葬をするとトラブル回避できる

火葬してからプランター葬をすることで、ニオイや虫が湧くのを防げます。火葬後に埋葬することで、ペットの遺体が腐敗する段階を過ごす必要がないため、ニオイや虫が発生しづらくなるのです。また、遺体が骨だけになるため、カラスやネコといった野生動物に掘り返される心配も少なくなります

前述のとおり、火葬という段階を踏むと、体の大きなペットでもプランター葬できるようになります。これは、遺体が遺骨だけになることで体の大きさが小さくなり土に埋めやすくなることと、体が土に還る際に腐敗が順調にいくかどうかを心配しなくてよくなるためです。

注意が必要なのは、一度火葬をしてしまうと元に戻すことができないことです。また、ハムスターなどの小動物は、遺骨がきちんと残るように火葬するには即別な火葬設備が必要な場合があります。信頼できる業者を選んで、火葬についてしっかりと話し合いましょう。

ペット火葬の種類

上記でも説明しましたが、火葬してからプランター葬をすることでニオイや虫の発生を防ぐことが期待できます。この項目では、ペット火葬の種類についてまとめました。

訪問火葬

火葬炉を設置した車でご自宅まで伺い、車内で火葬を執りおこなうタイプが訪問火葬です。業者によっては24時間365日対応しているところもあり、わざわざ施設に行かなくてよいというメリットがあります。

施設火葬

ペット霊園などで火葬をしてもらう方法です。天候に左右されずに執りおこなうことができる葬儀から納骨までやってくれるプランがあるというメリットがあります。

まとめ

プランター葬は、プランターや土などいくつかの道具があれば、誰でも簡単にできるペット供養です。道具があれば手軽におこなえて、プランターに植えた植物の変化とともにペットを身近に感じられるというメリットがあります。一方で、ちゃんと土に還らないニオイや虫が発生する、野生動物に掘り返されやすいなど、デメリットもあります。

上記のデメリット3つを一度に解消する方法が、「火葬後のプランター葬」です。火葬後のプランター葬の強みは、プランター内で遺体の腐敗が起こらないこと。上記のデメリットは、ペットの遺体が土に還る過程で起こりますので、火葬して骨だけを埋葬することで、問題を一度に解決できます。「ペットをそばに感じていたいけど、プランター葬はニオイや虫が心配」そんな心配をお持ちの方は、ペット火葬も視野に入れると、すぐに悩みは解決できます。

弊社では、幅広いスタイルのペット葬儀に対応しております。体の小さなペットでもきちんとお骨を残せる火葬もおこなうことができますので、プランター葬の前に火葬をおこないたいという方は、お気軽にご相談ください。実際に火葬をする場合、よりよいプランター葬の方法などについてもご自由にご質問していただけます。

そのほかにも、ペット葬儀に関するお悩みや疑問などございましたら、お気軽にお電話ください。24時間年中無休でお問い合わせを受け付けておりますので、緊急の場合でも深夜・早朝問わずご連絡いただけます。大切なペットを最期まで大切にできるよう、お客様のご希望に最大限お応えいたします。自分にとって最良の方法をえらび、悔いのないペット葬儀をおこないましょう。

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