大切なペットが亡くなってしまったとき、きちんと最後のお見送りをするために火葬をしたいという方もいらっしゃることでしょう。そんなときに火葬にかかる費用がいくらぐらいなのか知っておきたいですよね。
実際、火葬にかかる費用はその犬の体重によっても異なるため一概にはいえませんが、火葬に関してはさまざまな種類がありますので、それぞれの内容を確認する必要があります。とくに、大型犬の火葬は注意しなければならないことがいくつもあるのです。
この記事では、大型犬のペットが亡くなってしまったときの正しい安置方法や注意点、火葬にかかる費用と時間をご紹介していきますので参考にしてみてください。
ペットが亡くなった|遺体の安置方法と注意点
ペットが亡くなってしまったときは、人間と同様に安置をし、火葬までおこないます。以下に、大型犬が亡くなってから火葬までの、安置方法や注意する点をご紹介していきます。
亡くなってから火葬までの安置方法
一口に「犬」といってもさまざまな種類が存在します。種類によって大きさが異なっているため、犬の大きさによって安置方法を変える必要があるのです。
たとえば、小型犬の場合は遺体をダンボールに収めるなどして斎場まで抱えて連れていくことが可能ですが、大型犬の場合はそうはいきません。体が大きい場合はダンボールなどの箱に入れられない場合もあるかと思います。
そのため、大型犬の場合は死後硬直が始まる前に手足を曲げて大きめの布でくるみ、運びやすい状態にして連れていってあげましょう。また、下記でご紹介していく3つのポイントにも注意しながらおこなうようにしてください。
注意1|体液防止にタオルを敷く
犬も人間と同様に亡くなってしまうと、筋肉が働かなくなるため、口やお尻から体液や排せつ物、血液などが出てくる場合があります。そのため体の下にタオルを敷き、その都度拭いてあげるようにしましょう。タオルの下にトイレシートを敷いておくと、水分を吸い取ってくれるのでおすすめです。
注意2|大型犬は大量の保冷剤を用意する
亡くなってしまうと、どんどんと腐敗が進んでいきます。そのため、腐敗を防止するためにもタオルでくるんだ保冷剤を当てるようにしましょう。保冷剤を当てる場所としては、腹部と頭部になります。なぜなら、この場所は腐敗が進みやすい場所であるからです。
注意3|におい消しには「しきみの葉」
筋肉のゆるみが原因となり体液や排せつ物が出てくる場合があるとお伝えしましたが、それによってにおいが気になってくるかもしれません。その場合、しきみの葉を添えてあげましょう。消臭効果のある“しきみの葉”が活躍し、においを抑えてくれます。
大型犬火葬までの流れ・かかる料金はいくら?
大型犬の火葬の流れを知っておくことで、安心して業者に依頼することができますよね。ここでは、業者に大型犬の火葬を依頼した場合どのように進んでいくのか、また費用についてもご紹介していきます。
依頼からお別れまでの流れ
ペットが亡くなったら、正しく安置をして、ペット霊園や火葬場などに連絡をします。そして、葬儀・火葬のスケジュールを決定します。葬儀・火葬が終了したら、自宅へ遺骨を持ち帰るか、埋葬するかを決めます。これは、選択する火葬の方法によって、遺骨が引き取れる場合とそうでない場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
ペット火葬でかかる費用
ペットの火葬は、体の大きさや体重で異なります。そのため、小型犬に比べ大型犬の方が火葬にかかる費用は高くなります。また、火葬以外にも供養料や仏壇にも費用がかかってきます。
・費用
大型犬の場合は15,000~70,000円程度で火葬をおこなうことができます。しかし、選択する業者や火葬方法によっても費用は異なりますので、ホームページなどで事前に確認するようにしましょう。
・供養料
供養料には、お迎え代や、持ち込み代、墓地代が含まれています。自宅で供養をしたいという方は不要ですが、だいたい全部で3~10万円ほどかかります。こちらも業者やペットの大きさによって異なりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
・仏壇
仏壇の種類によってもかかる費用は異なりますが、だいたい1~5万円が費用相場となります。
大型犬になるほど高くなる理由
体の大きさが大きくなればなるほど高くなる火葬費用ですが、これは体の小さな動物よりも多くの燃料を必要とするためです。また、ペットを運ぶためにかかる人件費が多く必要であるという点においても小型犬と比べて、大型犬の火葬は高くなってしまうのです。
ペット火葬の種類とかかる時間はさまざま
大型犬の場合は火葬の費用が高くなってしまうとお伝えしましたが、火葬自体にいくつか種類があり、選択する方法によっては費用を抑えて弔うことも可能ですのでそれぞれ確認していきましょう。
1.個別火葬
個別火葬の場合、立ち合いはしませんが遺骨を引き取ることが可能です。のちに紹介する合同火葬よりも費用は高くなりますが、自宅で供養をしたい方にはおすすめの方法です。のちに出てくる合同火葬とは違い、ほかの動物と遺骨が混ざらないので、納骨堂に入れることも自宅に引き取ることも可能です。
2.合同火葬
合同火葬の場合はほかの動物と一緒に火葬をすることになりますので、火葬にかかる費用も少なく済ませることができます。ただし、ほかの動物とお骨が混ざってしまいますので、遺骨を引き取ることができないという点にご注意ください。
3.立ち合い火葬
立ち合い火葬の場合は、ペットの遺体を直接自分で運び、お骨拾いまでおこなえるので、最初から最後まで立ち会うことが可能です。最初から最後までペットの葬儀に立ち会えるということで、多くの方がこの立ち合い火葬を選択するといわれています。また、霊園や業者によっては、自宅まで迎えにきてくれる場合もあります。
4.訪問火葬
訪問火葬の場合、飼い主立ち合いのもと弔うことが可能ですし、業者によっては自宅近辺以外の場所に移動してもらうことができる場合があります。
火葬車のなかではなく、遺体を引き取り供養ができる“引き取り供養”という方法もあります。これは、火葬をする日に業者が指定の場所まできてくれて遺体もそのまま引き取ってもらうことになります。
火葬時間ってどのくらい?
時間はペットの大きさや体重によっても異なりますので、一概にはいえませんが目安として大型犬の火葬は、1時間半~3時間となります。
大型犬の火葬についてなにか相談したいことがあるという場合は、無料電話相談やメールなどを利用して業者に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
まとめ
これまで時間を共に過ごしてきた大切なペットとのお別れとなるため、飼い主が納得のいく形で見送りたいですよね。そのためには、火葬の方法にもいくつかの種類があるので、どんな方法か、自分の気持ちに沿った方法か、よく考えることが大切です。
大型犬の火葬に関しては、小型犬とは異なる点もあるため、わからないことがあった場合には、その都度業者に問い合わせてみるとよいでしょう。
弊社では、依頼者からの電話によるお問い合わせに24時間365日対応することが可能です。そのため、ペット火葬に関してなにかわからないことがございましたらお気軽にお問い合わせください。