「大切なペットが亡くなってしまったら、どうしたらよいか分からない……」また、悲しみに暮れてしまい何も考えられないといった方も少なくありません。
しかしペットが亡くなったら、早めにペット葬儀業者へ連絡をおこないましょう。ペットの遺体を長時間清潔に維持することは難しいため、人と同じように火葬してあげるのが望ましいからです。
この記事では、ペット葬儀を当日おこなうことができるのか、どこに依頼することができるのかについてご紹介します。また当日までの安置方法、当日の持ち物・服装・流れについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ペット葬儀は当日でもできる?
ペットの葬儀は当日受け付けが可能なところが多いです。しかし、夜間など時間帯によっては翌日になることもあるため、できるだけ早めに予約の連絡を入れることをおすすめします。
当日予約できない場合は……
もしも、当日予約ができなくてもご安心ください。必ずしも当日ないし、翌日に葬儀をおこなう必要はありません。ペットが亡くなっても、お別れを惜しむ方も多いです。しかし、ペットが亡くなってから自宅で安置できる日数は限られているため、その点は考慮しておきましょう。
・ペットが犬の場合は届けを出しておこう
亡くなられたペットが犬の場合は、役所または保健所に届け出が必要です。下記のものを持参して30日以内に死亡届と一緒に提出しましょう。死亡届は保健所に置いてあるため、その場で記入します。
【持参するもの】
- 鑑札
- 狂犬病予防注射済票
鑑札は飼い犬として保健所へ登録した際に、交付されたものです。死亡届と一緒に提出しましょう。もしも死亡届の提出を忘れてしまうと、予防注射の案内ハガキが毎年届き続けてしまいます。さらにそのまま放置していると、犬が生きているのにもかかわらず予防注射を怠っているとみなされて、罰金を請求されるおそれもあるのです。
大切なペットが亡くなってしまうとショックで何も手がつかないことが多いです。しかし、飼い主として大事な手続きは忘れずにおこないましょう。
ペットの葬儀が依頼できる場所
昨今、ペットは家族の一員という認識が広まっているため、ペット専用の葬儀会社やペット霊園が増えてきています。
霊園や葬儀場まで足を運ぶ時間がなかったり遠方で行くのが難しかったりする場合は、ペット専用の移動火葬車で葬儀をおこなうことも可能です。
移動火葬車は車に専用の焼却炉を搭載しており、ご自宅近くの公園や空き地で火葬してもらえます。また、昔ながらのお寺でもペット葬儀に対応している場合があるのです。
ペット葬儀の依頼先にお困りでしたら、ぜひ弊社にご連絡ください。お電話いただけましたら、弊社と提携している最寄りの業者を紹介させていただきます。「当日予約が可能か」「大型犬でも対応が可能か」など、ご相談にお応えします。
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ペット葬儀当日までの安置方法
ペットをご自宅で安置させる場合、少しでも長く清潔な状態を保てるようにするのが大切です。続いては、ご自宅でできるペットの安置方法についてお伝えしていきます。ペット葬儀を当日おこなう場合でも、移動するのに時間がかかるため、参考にしてみてはいかがでしょうか。
自宅で安置する方法
ご自宅で安置する際には、以下のものを準備しましょう。
【安置に必要なもの】
- 棺、または代わりとなるもの(ペットがおさめられる大きさならダンボール箱などでも可)
- 保冷剤(ドライアイスなど)
- ペットシート(ビニールなどでも可)
- バスタオル、または毛布
- タオル、またはガーゼ
棺におさめる前に、ペットの身体を優しく拭いてあげたり毛並みを整えたりしてあげましょう。遺体からは、体液がにじみ出ることがあるためペットシートの上でおこなうことをおすすめします。肛門や口からの体液は、タオルやガーゼでこまめに拭き取ってあげましょう。
棺となる箱の底には、ペットシートやビニールシートを敷きます。その上に保冷剤やドライアイスを並べていきます。さらにその上にバスタオルや毛布を置いてから、ペットを安置させてあげましょう。タオルでくるんだ保冷剤を、ペットのお腹のあたりにも置いておくと腐敗の進行を抑えられます。
ペットが亡くなってから数時間以内に死後硬直がはじまります。死後硬直が起こると、身体の節々が固くなり、脚をたたむことが難しくなってしまうのです。そのため、お世話が終わったら早めに棺におさめてあげましょう。犬や猫など四足歩行の動物の場合は、脚を内側に優しく折りたたんであげると棺におさめやすくなります。
また、亡くなったペットはまぶたが開いている状態になっていることが多いです。まぶたを指でおろしてあげれば閉じることができます。しかし、自然体でいさせてあげるためにも無理におこなわなくてもよいでしょう。
安置する場所や注意点
ペットを棺におさめたら、遺体を安置させる場所を決めていきます。あまり日の当たらない場所が最適ですが、ペットとの思い出が残った部屋で過ごすのがよいでしょう。棺の周りには、思い出のおもちゃやご飯などをお供えしてあげると喜んでもらえるかもしれません。
また、冷房をつけてできるだけ涼しく保つことが大切です。環境にもよりますが、安置させられる期間は一般的に冬は約3~4日間、夏は約1~2日が目安とされています。そのため、夏場はできるだけ早めに、葬儀をおこなうことをおすすめします。
もしもまだ葬儀のご予定が決まっていない場合は、弊社に相談してみてはいかがでしょうか。夜間でもお電話の受け付けは対応していますので、日中なかなか時間がとれない方でも安心です。まずは、お気軽にご連絡ください。
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ペット葬儀当日の持ち物や流れ
最後はペット葬儀当日の不安を少しでも減らせるように、一連の流れについて紹介していきます。当日の服装や持ち物から見ていきましょう。
服装や持ち物
人が亡くなったときに葬儀をおこなう際には、喪服を着用することがほとんどです。いっぽうペットが亡くなったときには、私服で葬儀に行く方が多いです。ただし、ほかにも葬儀に来ている方がいるため、あまりにも目立つ色や露出が多い服は避けて黒などの暗色の服を選ぶのが無難といえます。
【当日の持ち物】
- 数珠
- 棺に入れる花
- ペットの好きだったお菓子やおもちゃ
- 写真や手紙
- 花
数珠は人と同じように焼香の際に使用します。ペットとの最後のお別れになるため、生前好きだったものや手紙などを棺に入れて送ってあげるとよいでしょう。ただし、金属やガラス素材のものは火葬できないことがあるため、あらかじめ業者に確認しておくことをおすすめします。
受け付けからの流れ
葬儀の流れは申し込んだプランによって異なります。ペット葬儀のプランはおもに「合同火葬」「一任個別火葬」「個別立会火葬」の3種類に分かれています。合同火葬は、業者に預けてほかのペットと一緒に火葬、埋葬までおこなってもらうプランです。返骨はされません。
一任個別火葬はペットを業者に預けるところは同じですが、後日返骨してもらえるプランです。個別立会火葬は、火葬の立ち合いやお骨上げもご家族の方がおこないます。今回は、もっとも行程の長い「個別立会火葬」を例として流れを見ていきましょう。
・葬儀の予約をとる
まずは、電話などで葬儀の申し込みをしましょう。当日に葬儀をおこなうのが難しい場合は、日程調整をします。できるだけ早い日程でおこないましょう。このときに、申し込みプランを決めます。疑問点があれば、確認しておくことが大切です。
・葬儀会場(霊園)まで直接行く、またはお迎え
葬儀当日、ご自身で直接葬儀会場まで行くこともできますが、ペットを運ぶのが大変なこともあるため、ご自宅まで迎えにきてくれる業者が多いです。申し込み時に確認しておくとよいでしょう。
・お別れの時間
葬儀場に着くと、ペットとの最後のお別れになります。業者によっては、人と同じように僧侶の読経がおこなわれることがあります。この時間にペットの棺に花や手紙などを入れてあげることができるため、ご家族でペットを送ってあげましょう。
・火葬
火葬の時間はペットの大きさによって異なりますが、約30分~1時間前後が目安です。大型犬は3時間前後かかる場合があります。この間は、葬儀場の休憩室などでお待ちください。
・お骨上げ
お骨上げができるのは、個別立会火葬のみとなります。人と同じように遺骨を骨壺に入れてあげましょう。遺骨はそのまま持ち帰ることもできますし、ペット霊園にある納骨堂におさめることも可能です。
一連の流れは火葬時間によって若干前後しますが、約2~3時間となります。葬儀の時間をとるのが難しかったりお骨上げするのは辛かったりするといった事情がある場合は、ペットを預けて火葬を業者に任せることができるプランもあります。
どんなプランがあるのか詳しくお知りになりたい場合は、弊社にぜひご連絡ください。弊社はペット葬儀をご希望の方へ、さまざまなプランを提供しております。「霊園に行くのは大変……」「ペットは大事だけど、葬儀費用はできるだけ抑えたい……」など、お困りごとを聞かせてください。
そのうえで、最適な業者をご紹介させていただきます。まずはご相談だけでも構いませんので、お電話お待ちしております。
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