大切なペットの死というのは、とても悲しいものです。
飼っていた人にとってペットは大事な家族の一員。そんな大切な家族が亡くなってしまうという事実から、あまりのショックでなかなか立ち直れないというのも当然のことだと思います。ですが、家族同然だったペットはやはり、きちんと供養してあげたいですよね。
ここでは、ペットのお供え物は何がいいか、仏壇は必要なの?ということから、友人のペットが亡くなった際のお供え物まで、ご紹介していきます。供養の仕方はさまざまです。あなたに合った供養の方法を見つけて、大好きだったペットのことをこれから前向きに考えてみませんか。
目次
自分のペットにお供え物を選ぶときは
お供え物はどんなものがいいのか、どうしたら亡くなってしまったペットが喜んでくれるのか、悩む方も多いと思います。お供え物は自分の想いを込めて贈る大切なもの。天国にいるペットが喜ぶ方法は、あなたが一番知っているのではないでしょうか?
お供え物は自分が前向きになれるものを
ペットのお供え物には決まりごとなんて1つもありません。あなたとの写真や思い出のおもちゃなどをお供えしてみてはいかがでしょうか?それがきっと、ペットにとっても嬉しいことだと思います。
また、お供えをすることであなたが前向きになるきっかけになるかもしれません。辛くても乗り越えなくてはならない現実ですが、たまに写真や思い出の物を見つめて、ペットのことを思い出してあげてください。きっと、あなたも前へ進んでいけるはずです。
亡くなった子が大好きだったおやつやお菓子でもOK
お供え物に故人の好きだった食べ物や飲み物をお供えするのは、人間だけではなくてもいいのです。亡くなったペットが大好きだったおやつ、いつも欲しがっていたお菓子なんかでもかまいません。天国に行っても好きなおやつやお菓子が食べれるように、お供えしてあげましょう。
友人のペットが亡くなった……お供え物は何を渡せばいい?
友人からのペットが亡くなったという知らせにも、とても悲しい気持ちになると思います。自分のペットと一緒に遊んでいた時期があったのならばなおさらです。ペットの死に悲しんでいる友人を励ますにも、なんて声をかけてあげたらいいのか悩んでしまいますよね。
そんなときは、どうすればいいのでしょうか。お供え物を渡すタイミングや、どんなお供え物が喜ばれるのか、ご紹介します。
お供え物を渡すタイミングを見極めよう
お供え物を渡す前に、まずはペットを亡くしてしまった友人の悲しみに気遣ってあげることが大切です。友人はとてもショックを受けて傷ついています。まずはやさしい言葉をかけ、お悔やみの言葉で友人を労わってあげましょう。
お供え物を渡すのは、その後でも遅くはありません。深い悲しみから少しでも癒してあげるためにも、お供え物を渡すタイミングは見極めることが大事です。
お供えにぴったりのお花
最近では、ペットにお花をお供えする人も増えているといいます。アレンジメントフラワーや白が基調のブーケなど、お供え物にふさわしいお花を友人に贈るのも喜ばれるでしょう。亡くなったペットのイメージカラーなどがあれば、それをお花に取り入れると、きっと贈られた友人も少しは笑顔になってくれるのではないでしょうか。
ロウソクやお線香、可愛らしいキャンドル
お花のほかにも、ペット仏具のロウソクや、お線香、可愛らしいキャンドルなど贈っても喜ばれます。このようなペットの祭壇を彩るグッズなどのほかに、お手紙を書いて渡すのもきっと喜んでもらえることでしょう。
お写真
自分の携帯で撮影した友人のペットの写真などがあれば、現像してフォトフレームに入れ贈るのもいいでしょう。可愛らしいフォトフレームを選べばきっと気に入ってくれるはずです。
ペットが亡くなったら仏壇は用意するべき?
ペットを供養する方法の1つとして、家にペット仏壇を置いて毎日手を合わせて供養してあげるという方法があります。ですが、手間や費用がかかるため、仏壇はどうしても用意しないといけないのかな?と不安になる方もいるのではないでしょうか。
必ずしも用意する必要はない
ペットの仏壇は必ずしも用意する必要はありません。しかし、用意すれば簡易的に手を合わせる場所を作ることができるので、毎日ペットのことを思い出し、身近に感じることができるというメリットもあります。
仏壇を前に毎日供養すれば、少しずつ気持ちを整理しながら、悲しみを癒して前を向いて進むことができるかもしれません。
亡くなったあともずっと一緒に。最近はこんな供養の形もあります
ペットの供養には、ほかにもさまざまな形があります。どんなものがあるのか、3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
遺骨ペンダント
遺骨ペンダントは聞いたことがある方もいるかもしれません。遺骨ペンダントとはその名の通り、火葬したペットの遺骨を分骨し、ペンダントの中に納めたものです。ペンダントに遺骨を入れて身に付ければ、いつでも一緒にいられて寂しさを紛らわすことができます。
遺骨ペンダントは素材によっても種類があり、シルバー、ゴールド、チタン、ステンレスなど、金属アレルギーにも対応したさまざまな素材から選ぶことができるのでアレルギーがある方でも安心です。
遺骨ペンダントは葬儀屋さんや文具店、ペット霊園などで取り扱っています。中にはペンダントだけ注文して自分で封入するという方もいますので、方法はさまざまです。
虹の橋のたもと ろうそく ミニ
「虹の橋のたもとで待つ、あの子に向けて灯すロウソク」というコンセプトで、ありがとうの気持ちを込めてロウソクに火を点け、ペットを偲ぶことができるアイテムです。約8分間で燃え尽きるミニロウソクなので、ペットの事を考える時間にはちょうどいい長さといえるでしょう。
ご自身で使用する方法のほかに、お悔やみの贈り物や返礼品としても最適です。
刻印入りキーホルダー
ペットの遺骨を封入することができる、刻印入りのキーホルダーもあります。刻印には名前のほか、日にちを刻印することができるので世界で一つだけの特別なキーホルダーを作ることができます。遺骨を封入するので、亡きペットをより身近に感じることができます。
ペット仏具専門店などで購入できますので、利用してみてはいかかでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ペットの寿命というのは、ほとんどの場合人間の飼い主より短く、必ずといっていいほど飼い主はペットの死に立ち会わなければいけません。その悲しみは計り知れないものでしょう。
しかし、きちんと供養してあげればペットのためにも、あなたが前を向いて暮らしていくためにもなると思います。供養の仕方はさまざまですので、自分に合った供養の仕方で、大好きだったペットを天国に旅立たせてあげましょう。
ペットへのお供え物はなんでもいいのです。ペットの大好きだった物、あなたとの思い出の物、ペットが喜ぶであろうものをお供えしてあげてください。あなたが考えてお供えしてくれた…それがきっと、ペットにとっては最高に嬉しいことだと思います。